愛車のチンクエチェントC(FIAT500C)では「基本的に幌(キャンバストップ)は開けて乗る」をポリシーにしています。季節は冬。初めての「真冬」を迎えました。はてさてポリシーに心変わりはないか?
寒い(高速は)
いやはや、フツウに寒いです!(笑)
もう少し詳しくご説明しますと、「街乗り」は大丈夫ですが、「高速」は寒いです!
前提として、真冬のオープン走行では暖房を全力で稼働させます。この時「エアコン」はオフにする点がポイントです。冬場でもエアコンを稼働させる理由は「ガラスの曇りを抑える」ためですが、オープン走行ではそもそもガラスは曇りません!よって、わざわざ燃費に響くコンプレッサーを稼働させてエアコンを稼働させる理由がなくなる訳です。
暖房だけであればエンジンで発生する熱を活用するので「光熱費タダ」みたいなものですね(厳密には違うでしょうけど)。よって心置きなく「暖房全開!」にさせて頂いております。
そして、幌をフルオープンにしてもサイドウインドウさえ開けなければ、フィアット500Cのように壺状になった車内には、ほどよく温かい空気が滞留。思いのほか快適なのです。
むしろ、頭上から降りてくる冷たい空気と合いまった“頭寒足熱“状態は、さながら露天風呂やアフォガードのような「つめあつい快感」すら感じるほどです。もはや、今、味わうべき“旬の季節“と言っても良いかもしれません。ただし、これは街乗りで走行する速度域のハナシ・・・。
高速道路の速度域では、車内に巻き込む走行風も強くなるため、暖房から送り出す温かい空気も車内に滞留する間もなく外へ飛び出していってしまいます。結果して、送風口の前だけは温かいものの、それ以外は外気と同じ状況になります。結果して上着を脱ぐことは許されないレベル。残念ながら高速走行では「フツウに寒い」です。
アレとソレが欲しい
「フツウに寒い」とはいえ、オープン走行の割には全然マシだと思っている私は上着にダウンジャケットをしっかり着込んで果敢にオープン走行に挑んでいる訳ですが、この冬の寒空の下にイスに座ってずーっと動かずにいれば誰だって身体が冷えてしまいます。ここで「あー、〇〇があったらイイなー」と思う装備が2点ほどあるのでした。
ひとつめは「ステアリングヒーター」です。やはり手は冷たい!冬だもの!グローブをするとしても、運転の安全性を考えると厚手のものは難しい。しかたなく、右手と左手を交互に足のモモ裏とシート座面の間に挟んで温めて誤魔化しています。ここでステアリングヒーターがあれば・・・。オープンカーには割と装備されているようですが、残念ながら私の愛車フィアット500Cには非装備です。FIATさん!ご検討よろしくお願いします!
ふたつめは「シートヒーター」です。もうこれさえあれば無敵なのに!最近の新型車では装着率があがってきていますよね。私のファーストカーである国産SUVも装備していて、あの腰痛にも効きそうな「じゅわぁぁ」とくる温かさ、知ってますよ!オープンカーにこそ必需品じゃないですか!オープンカーには割と装備されているようですが、残念ながら私の愛車フィアット500Cには非装備です。FIATさん!こちらもご検討よろしくお願いします!
ヒザ掛けを購入
さあ、嘆いてばかりもいられません。無いものは無い上でどうするかを考えなくては!
スポーツ観戦やらキャンプやらで、真冬に外でイスに座って過ごすとしたら何を用意するか。使い捨てカイロ、温かいコーヒー、そして・・・“ヒザ掛け“ですよね!よし、ヒザ掛けを買おう!
これまで秋から初冬の肌寒い時期には上着をヒザにかけていました。上着のサイズ感では、走行風が横のスキマから入り込んできたり、足先の送風口から吹き出す温かい空気を取り込めないことが分かっています。
今回真冬用に購入するヒザ掛けは、しっかり足全体をカバーできるサイズがいい。そう考えてネットでいろいろ物色した私が購入したヒザ掛けは「MOLDING USB QUILT BLANKET」です!選べるカラーは悩みに悩んで「ネイビー」にしました!
自宅に届いた商品は専用の収納袋に収まった状態でした。コンパクトです。袋から本体を取り出し拡げてみると、想像よりもしっかりと大きいサイズ。その生地は表面がナイロンでツルサラ、裏面は起毛仕上げで適度なフカフカで暖かそうです。表面は商品名にある通りキルト調があしらわれていて質感も非常に良いです。
この商品、いわゆる「電気毛布」と同様に熱線式のヒーターを内蔵しています。足にかけた時にちょうどモモ上に位置する箇所が発熱するので体感的にも効果的ですね。
ありがたいのは電源はUSB給電でオーケーというところ。USB接続用のケーブルも長さも充分なので、挿し込むUSBソケットの位置が左右反対になっても何とか対応できそうです。さらに1時間で自動的に「オフ」してくれるタイマー付きです。いやはやオープンカーで使用するには最適じゃないですか!
この電源ボタンは発熱のオン/オフはもちろんのこと更に細かい設定も可能で、温度の「強/弱」の他に「速熱」という設定も選択できます。どの設定なのかは電源ボタンの光り方で判別できる。いやー、スバラシイ!
「コレさえあれば、極寒でもフルオープンだぜ、ぐふふふ。」
一通り確認を終えた私は、ヒザ掛けを収納袋に戻しながらてニヤニヤしてしまうのでした。実際の使用感についてはまた後日ご報告します!
以上、オープンカーで初めての真冬に挑む私からのご報告でした。
繰り返しとなりますが、街乗りであれば全く問題なくオープン走行を楽しめます(私が住む地域では)。むしろ冷たさと温かさで気持ちよく走れます。「真冬もフルオープン」確定です。
課題は「高速走行」。高速走行が大きなウェイトを占める私のオープンカーライフとしては乗り越えなくてはいけない課題です。ヒザ掛けの導入でどのくらい改善するのか、楽しみです!