私が手に入れたチンクエチェントこと「フィアット500C(FIAT500C)」。『オープンカーを買う』という夢を叶えた私がぜひとも行ってみたい「憧れのスポット」がありました。そのひとつが「霧ヶ峰」。
「ビーナスライン」をフルオープンで駆け抜けたい!その夢がついに現実に!
オープンカー乗りのみなさんが行っているらしい霧ヶ峰
「霧ヶ峰」。私の世代が真っ先に思い浮かべるのは「三○エアコン”霧ヶ峰“」ではないでしょうか。私もそうでした。チンクエチェントを購入するまでは。
チンクエチェントのオーナーとなり、Instagramでチンクエチェントやオープンカー系の投稿を拝見すると、頻繁に目にする「ビーナスライン」と「霧ヶ峰」の文字。オープンカーで霧ヶ峰に訪れ、絶景と愛車を撮影して楽しんでらっしゃるじゃないですか。
調べてみれば自然に囲まれたワインディングロード「ビーナスライン」と、浮世離れした絶景の高原「霧ヶ峰」の風景は、正にオープンカーの為に用意されたかのようです。それはみなさんが訪れるワケですね。もはや「聖地」と言って差し支えないでしょう。コレは私も行きたいぞ!
しかしこの聖地。私は簡単には行けないのでした。我が家からの距離に加え、高地がゆえにシーズンも限定される。まだまだ手のかかる育児もあり家庭調整は難航。結局その年の訪問は断念したのでした。
しかし諦めるワケにはいかん!「来年は行くぞ!必ずだ!」と決意を固め、昨年の秋に家族へ宣言。最優先イベントとしてもろもろを調整し、ついに5月某日の訪問が確定したのです。改めて、留守を引き受けてくれた妻と親族に感謝です。
構想開始から正に1年越し。ウレシイ・・・。
霧ヶ峰の前夜祭は、からしいなりとジャジー牛乳
そしてついにその日を迎えます。今回は週末を使っての一泊旅行にしました。どうせ行くなら空気が澄んでいて、混雑も少なそうな朝の内に訪れたいし、睡眠もしっかり取り体調を整え、新鮮な高原の空気をしこたま体内へ吸い込みながらドライブを楽しみたい。そう思っていたからです。
我が家からの距離を考えると、必然的に前のり(前泊)となりました。コレも一年越しとなった理由ですが、念願の前乗りが叶ったのは大きい。ホントに感謝です。
しかも1日目はチンク仲間に誘ってもらい、こちらもチンク乗りの聖地と言っていい「Car & Cafe PICCOLO」さんにお邪魔&仲間とチンク撮影会を満喫できました!こちらもまた別の機会にご紹介します!そんな充実の1日を過ごしたその足で、霧ヶ峰の近く「蓼科」のお宿へ向かったのでした。
実は途中の寄り道もありお宿のチェックイン時は夜になってしまいました。寄り道したのは「ツルヤ茅野店さん」。
そうです、ツルヤさんといえば「りんごバタージャム」!昨年「ツルヤ軽井沢店」で購入してその味に感動した私。今回も育児を任せた妻と親族への“ササゲモノ“とすべく、2日目に霧ヶ峰から自宅へ帰る途中で軽井沢に立ち寄るつもりでした。
しかしこの日の「Car & Cafe PICCOLOさん」に集まったチンクエチェント仲間から「軽井沢店じゃなくても売ってるよ」と教えてもらいました!言われてみればそりゃそーだなのですが、私と同じような勘違いをしていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?軽井沢に出向く必要なし!おかげで2日目は霧ヶ峰に集中できそうです。
ちなみに今回の私は“ササゲモノ“として現地調達のお土産化が必要でしたが、単純に手に入れるだけでよければネットショップやふるさと納税でも扱ってましたよ(ご利用時は各自ご確認くださいね)。
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と、話は戻って今回のお宿は客室から蓼科の自然を一望する絶景がウリのホテルです。しかし残念ながら既に夜、念のため窓から外を覗いてみましたが、やはり真っ暗で何も見えません。楽しみは明朝にするとして、素泊まりの私は「ツルヤ茅野店」さんでジャムと併せて仕入れた食料を、ひとりお部屋で頂くことにします。ひとり前夜祭ですね。
晩ごはんとして選んだのは「からしいなり」です。“信州名物“と書かれたソレは、その名の通り「からし入りのいなり寿司」。私、全く知りませんでした。そもそものいなり寿司として美味なところ、からしの程よい刺激が気持ちいい。機会があればぜひ一度召し上がることをオススメします!
そしてごはんのお供に「ジャージー牛乳」。こちらはその名こそ耳にしていましたが、人生で初めて戴きました(たぶん)。噂の“濃厚さ“はそれほど強く感じませんでしたが、非常に美味しい牛乳でしたよ!ごちそう様でした!
おなかを満たした私は、明朝に備えて早々にベットに入りました。
当日の朝は、オープンカー泣かせの「霧」。
さて、翌朝です。気合の5:30起きをキメた私。ベットから起き上がるやお部屋の窓に向かい、カーテンを「ズザァッ」とオープン!すかさず目に飛び込んできたのは蓼科の緑!だけじゃなく一面の白い霧が!
「あああっっ!コレはイカン!」
確かに前日は雨模様でした。頭の片隅で不安はよぎっていまたが考えないようにしてました!しかし現実に・・・。
気を取り直してシャワーを浴び、お部屋で朝食(コレもツルヤさんで購入したサンドウィッチ)を済ませ、荷造りをしてホテルのフロントへ。フロントさんへ相談です。
私:「これから霧ヶ峰に行きたいのですが、“霧“ですかね。」
フロントさん:「はい。“霧“ですね。お昼までには霧も晴れると思いますが・・・。」
私:「なるほど。いったん部屋に戻って考えます。」
ということで、部屋でコーヒーを飲みながら考えます。
霧が晴れそうな時間まで待つか、それとも・・・。ふと窓の外、バルコニーへ目を向けると、お部屋のエアコンの室外機に「霧ヶ峰」の文字が。おお、やるじゃないこのホテル!ひとりニヤニヤした私は改めて思いました。
お昼になれば霧は晴れるでしょう。しかし来訪者も増えるでしょう。即ち交通量が増えて「ビーナスライン」を気持ちよく走ることは難しくなるかもしれない。「景色」を取るか、「走り」を取るかです。私が出した結論は・・・
私は荷物を持って再びフロントへ向かいました。そうです「走り」を取りました!せっかく“前乗り“したのですから、ガラガラなビーナスラインで走りを堪能したい!
そうと決まれば善は急げです。再び荷物をもってフロントでチェックアウト、駐車場へ向かい愛車へ乗り込み走りだしました。もちろん、幌はフルオープンで!
と、出発して間もなく天から落ちてきたもの。なんと“雨“でございます・・・。はてさてどうする!?つづきはまたの機会に!
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以上、夢のビーナスライン、夢の霧ヶ峰へ近づいた私のご報告でした。
今、こうしてブログをしたためるに際し、改めてあの時の思いが蘇ってきますね!趣味のクルマって、ホントにスバラシイ!