フィアット500C(FIAT500C)、感無量の納車日から早や数週間。「オープンカーのある生活」をスタートしました!プロフィールでご報告の通り、私は「電車通勤」、「二人の子持ち(幼児)」、「ファーストカー(某国産ミドルSUV)あり」です。
さて「オープンカーのある生活」の満足度はいかに?
眺めるだけの平日、チャンスを窺う週末。
やっぱり平日は乗らない(乗れてない)です。
私はサラリーマンで、出社時は最寄り駅まで徒歩で向かい満員電車に身を委ねます。現在はコロナの影響で在宅勤務が多いのですが、割とマジメに働いており家から出ることはありません。仕事後の夜は、子供の入浴から寝かしつけ(たまにそのまま自分も爆睡)と慌ただしく、出かける気力が湧きません。結果して平日はフィアット500Cのツインエアに火が入ることはありません。
ようやく迎える週末、家族でお出かけはファーストカーです。二人乗り仕様のベビーカーも積みますし、移動中、移動先でのオムツ変えなどで、某国産ミドルSUVの「空間」が必要です。出かけない場合も基本的に育児と家事に時間を費やします。
では、いつ乗るか?それは「お使い」です。ネギ、お醤油、シャンプー、何でもいいんです。うっかり買い忘れたモノに気付いた妻が「あっ!」と無念の声を上げた時、それこそが歓喜の瞬間です。
「んー、じゃオレ買ってくるよ」
こみ上げるニヤつきを必死に堪え、むしろ若干のかったるさを演じつつ、興奮でほのかに汗ばむ手にフィアット500Cのキーを握りしめるのです。ただし「オープンで走る(=雨の日は乗らない)」をポリシーとしているので、天候によってはダンマリをキメ込みます。
満足か?
そんな「オープンカーのある生活」で満足か?
意外や平日については、満足です。朝は早起きして犬の散歩、その後は子供を保育園へ送るのが日課です。その際、フィアット500Cが佇む青空駐車場を通りますので、ハーフカバーが風で飛んていないかを確かめつつ、その雄姿をうっとり眺めています。それだけで所有満足度が高まります。乗れないことは折込み済みです。
次に週末ですが、やや不満です。妻のミス待ちという神経戦。もう少し主体的に乗りたいところですので子供が起きるまでの早朝など、もう少し工夫できないか考えてみたいです。その上で、毎週ではないながら、私には持ち球がありました。それは、もう一つの趣味である「サーフィン」です。
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サーフィン×フィアット500C
私は20歳頃からサーフィンをやってまして、かつては週1ペースで四季を通じて海に入ってました。数年前に大ケガをしてからは月1程度までペースは落ちましたが、今でも趣味として続けています。深夜に出発し昼には帰宅するので、子供を授かってからも家事さえしっかり済ませていれば妻のO.K.が出ます。
オープンカー購入検討時、「全く乗る機会がないのでは?」という懸念は当然ありましたが、その対策がサーフィンのお供に活用することでした。かつては仲間と相乗りでのサーフィン用途を重視して人も荷物もガンガン積めるミニバンを乗り継いでましたが、今は現地まで1人。子供が幼いので家族同伴も当面は考えられません。自分1人とサーフボード1枚と1人分の荷物さえ積めればO.K.です。
フィアット500Cの試乗時にサーフボード1枚と1人分の荷物を持ち込み、実車で積載可能である事が確認できた時は、興奮しました。私の場合サーフィンの道中は片道100km超で、市街地、高速、海沿いとドライブシーンも多様。正に、オープンとツインエアを愉しむにはうってつけのドライブルートなのです。
そしてその日がやってきます。まず1週間前から足場を固めます。家事は一段と手厚く、家族でのお出かけもバッチリこなし、オムツの補充など細かい対応も忘れません。首尾よく妻からO.K.を引き出し友人と日程調整。後は当日の天候を祈り続けると運よく晴れに。ついに「オープンカーに乗ってサーフィンへ」が実現しました!
夜明け前の往路は幌は締めつつもツインエア+デュアロジック(もちろんマニュアルモード)でフィアット500Cのドライビングを堪能。復路は原則フルオープンで、濡れた髪を風に当てながらオープンカーワールドを満喫してまいりました!
思わぬ副産物
実は今回、想定外の良い事がありました。ファーストカーの満足度が高まったのです。
現在のファーストカーは某国産ミドルSUVですが、前車は「ミニ クラブマン」でした。同3ドアモデルに比べればマイルドとはいえ「ゴーカートフィーリング」と称された特性は踏襲しており、遊びのないステアフィールにカッチカチの車体剛性で、ミズスマシのように俊敏なドライビングを楽しんでました。そこから某国産ミドルSUVに乗り換えた訳ですが、空間の広さ、視点の高さ、乗り心地の良さ、全てにおいて快適で、先進安全装備も充実して運転もラクチンになりました。しかし一方で、ラクチンが故に運転がつまらなくなってしまったのです。
ところが、フィアット500Cを手に入れてからは、某国産ミドルSUVの「ラクチン」、「快適」という長所が際立つようになりました。「良いクルマだなー」と。私がクルマに期待する要素のうち「運転が楽しい」をフィアット500Cが請け負い、某国産ミドルSUVはその期待から解放されたせいで長所を感じやすくなったのだと思います。何だかこれって、他のモノや人間関係にも通じるのかも知れないなと、エラく関心してしまいました。「幸せ」ってのは、こういう仕組みなのでは?と。
結論、満足か?
少し脱線しました!
以上もろもろ踏まえ、結論はどうなのか?
大満足です!
自分なりの「オープンカーのある生活」を描き、それに要するコスト感も腹落ちした上で決断したことが満足度につながっていると思います。これからも、もっともっと「オープンカーのある生活」から幸せを受け取っていきたいです!