先日発表された、フィアットさん「TwinAir(ツインエア) エンジン」の生産終了。
現車の乗り換え候補として、新車のTwinAir エンジンが手に入らない時代となりました。「来るべき時が来ただけのことよ。」と冷静を装いつつも、一度手にした中毒的な快楽を失う事への焦燥感とでもいいましょうか。何やら落ち着かない。
ソレもコレも、現車の乗り換え候補にアタリが付いていないからだと考えた私。何にしようかなと、果てしない妄想の世界へ旅立ったのでした。
※本内容は投稿日時点の情報を元にしています。
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ICE(内燃機関)が良さそう。
Twinairの後を任せる以上は、走りの、特に加速時のワクワク感に魅力あるクルマがイイ。
BEV※、PHEV※の加速感も意外と気持ちイイ(冷やかしで何車種か試乗しました)ですが、この先いくらでも乗れるでしょう。ココは、ICE※で物色です。
※PHEV:Battery Electric Vehicle。エンジン付き電気自動車ですね。
※ICE:Internal Combustion Engine。内燃機関、すなわち普通のエンジン車ですね。
※MHEV:Mild Hybrid Electric Vehicle。ちょっぴりモーターの力をプラスするエンジン車ですね。
ところが、ふと見渡せば、ICEで魅力的なクルマが激減しているではないですか!その上、MHEV※が思いのほか浸透していることにもビックリ!
「おおぉぅ、知らぬ間にこんなになっとったんじゃのう。長生きするもんじゃ。」
何だか目頭に熱を感じつつ、あれやこれやと思いを馳せておりました。
そして、妄想の中でたどり着いたクルマ。それは「ABARTH(アバルト)」でございました。しかもグレードは「F595」。
アバルト「F595」が良さそう。
アバルト「F595」が良さそうな理由は3つ。
①レコードモンツァがイイ
「アバルトといえば」の泣く子も黙る高性能エギゾーストシステム。アイドリングと回した時で変化する独特の美しい音色を車検対応ギリギリの音量で味わえる。1度聴いたら忘れないマフラー界の松崎しげる。
②マニュアル(MT)がイイ
MTA(デュアロジックのアバルト名)も良いけれど、レコードモンツァを楽しむならマニュアル操作で骨までしゃぶりたい。たとえ渋滞に苦労するとしても。
③シートの硬さがちょうどイイ
「F595」がイイなと思う決め手です。「やんちゃぐるま」のアバルトですから、足回りはもちろんシートまでも「硬め」。“バリカタ“です。しかし、F595のシートはソフトとは言わんまでも常識の範囲。熟した私のおしりには、このくらいの硬さがちょうどイイ。
オープン仕様「F595Ⅽ」が登場!(ただし限定モデル!)
ココまでくればもう「決まり」と言いたいところですが、最大の課題があります。それは「屋根がある」ということ。現車は「フィアット500Ⅽ」、「屋根がオープン」します。オープン走行の満足感は捨てられない。
アバルト「695C TURISMO」であれば「屋根がオープン」するが、このモデル、「マニュアル(MT)」が選べない(そして私のおしりにはちょっぴり硬いシート)。
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ところです!2023年の年の瀬に、ヒョコリと現れました!
「F595の“C“」が!
ただし「160台限定」な上、カラー2色×ハンドル左右の4パターンで各40台。
なんと狭き門でしょうか!?
「コリャ売り切れる前に今すぐ乗り換えか!?」
すっかり一人煽り運転状態に陥った私。慌ててスマホを手に取り、お付き合いのあるディーラーへ電話をかけようとしたその時、もう一人の自分が問いかけてきました。
「オマエ、Twinairとサヨナラする気か?」
F595Cよ、いつの日か中古車屋で会おう。
・・・そうでした。
まだ走行2万キロに充たない我が愛車とサヨナラするのはまだ先です。普通のサラリーマンである私に増車はムリ。「F595C」、今じゃないです。物欲、恐るべし。
何とか理性で興奮を抑えつけた後、大切なことに気づきました。
「そもそも購入資金ないじゃん。」
ローン組んじゃうとしても、妻の承認は下りないでしょう。家内安全が第一です。
いつか来るTwinairサヨナラの日、キミが中古車屋さんで待ってくれていることを願う。しかも「格安」で・・・。