私が手に入れたチンクエチェントこと「フィアット500C(FIAT500C)」。晴れの日に幌(キャンパストップ)を開けてオープンカーとして乗ることがメインだったのですが、次第に雨の日に載る機会が増えてきた。雨の日に問題になるのがワイパー。ワイパーの“ビビり“だったのです。
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チンクエチェントはワイパーのビビりがヒドイ。
チンクエチェントのオーナーになり、Instaglam等のSNSで他のオーナーさんが発信する情報に助けられることが多い中、よく目についていたのが「ワイパーの“ビビり“」でした。みなさん、とにかく「ヒドイ」と。
一方、私はチンクチェントを「晴天時のオープンドライブ用セカンドカー」として(無理して)購入し、雨天時は家族用のファーストカーを出動していたので、ワイパーを動かす機会が無かった。そのため“ビビり“については「へー、そうなんだ。」くらいでしか受け止めていませんでした。
ところが、子供を乗せるようになってからでしょうか。少しづつ雨天時でもチンクエチェントで出かける機会が増えてきました。すると、私も体感するようにになりました。ワイパーの“ビビり“を。
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そのビビり具合といったら大音量で、同乗している子供たちがケラケラ笑いながら一緒に声を出すほどです。「ダダダダダッ!ダダダダダッ!」と。
それでも「そのうちに・・・」と放っておいた私でしたが、先日ディーラーさんへ点検に出した際「ワイパーが相当劣化してるので交換しないとですね。」と指摘されてしまいました。そろそろ潮時のようです。
ディーラーさんで交換をお願いすると、FIAT純正ワイパーブレードの新品交換となります。私はSNSで知っていました。「純正のままではビビリ再発する」と。
そこでディーラーさんには「自分でやります」とお断りし、ウチに帰ってからネットショッピングでワイパーブレードをポチっと購入しました。
購入したワイパーブレードは「BOSCH Aerotwin A300S」です!
SNS等で他メーカー製を含めていくつか商品がオススメされている中、私はコチラを選びました!
尚、私が購入した「BOSCH Aerotwin A300S」は「品番:3397007300」でした。同じ製品でもいくつか品番がありそうです。車種適合さえ確認できていれば問題ないと思いますが、一応ご参考まで!
BOSCHさんのワイパーが届く
ネットショップでポチっと購入から数日後、細長い段ボールに梱包されて製品が届きました。こんな形の段ボール、あまり見たことのないですね。ワイパーブレード専用の規格でしょうか。
細長い段ボールを開けると、中には製品箱が。もちろんコチラも細長い(笑)。
製品箱を開封すると、中にはワイパーブレードが短いのと長いので2本入ってました。
元々は曲面を描く製品を少し伸ばして梱包されていたのか、取り出す時には若干“ビヨヨン“となります。お気をつけください。
製品箱に書かれている文字は全て英語等の外国語。箱の裏面には交換方法を説明するイラストが描かれていますが、この画のタッチも海外っぽい感じ。何だか楽しい。
さらには製品の性能を示す表も記載されていました。項目は5つ。以下、括弧内は私の解釈です。
・Installation(取付けの容易さ)
・Life Time(耐久性)
・Wiping Performance(拭き取り性能)
・High Speed(高速走行への対応)
・Silence(静粛性)
以上5項目に対し、全て星5つ。満点です。自信肯定感スゴっ!
ちなみに特徴として、
フロントウィンドウへ均一な圧力をかけて拭きムラを低減し耐摩耗性も向上。
スポイラーによる密着性向上で、高速走行時の浮き上がりを抑えるとともに風切り音を低減している。
とのことですよ。
よしよし、見せてもらおうではないか!5つ星ワイパーの性能とやらを!
その時、ふと気が付いたことがありました。
自動車保有歴20年超の私ですが、自分でワイパー交換「初めて」かもです。
手先不器用でこれまでもDIYに苦労している私。コッチも“ビビり“が発生してきました!
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チンクエチェントの古いワイパーを取り外す
ビビりながらもワイパー交換作業開始です!
まずは重要な下準備が。それは、ワイパーアーム部とフロントウィンドウの間にタオルを挟んでおくこと。
ワイパーアーム部はバネによりフロントウインドウへ押し付ける方向に力がかかります。
通常はワイパーブレードのゴムがフロントウインドに接触するので、ワイパーアームを立てた状態から寝かしても、多少「バチン」と音を立てる程度で済む。
しかし、交換作業でワイパーブレードを取り外した状態で同じ動作をすれば、固いワイパーアームの本体でフロントウィンドウを傷つけてしまう可能性あり。
想像しただけでドキドキしちゃいますね。しっかりタオルを当てておきます。
下準備を整えたところでワイパーブレードを取り外します。取り外し方はとてもカンタン。
ワイパー本体の表側に四角いボタン上のポッチがあります。コレをグイと押し込みロックが外れたら、ワイパーブレードをスライドさせるだけ。
短い方と長い方、2本とも取り外しました。手先不器用な私でもカンタンでした!
さて、せっかくなので、取り外した古いワイパーブレードと、新しいワイパーブレードを比べてみましょう。
まずはゴムの部分。新旧ともに断面は三角形で共通ですが、古い方は片方向へ激しく傾斜しています。かなり痛んでますね。新しい方は根本からキレイな三角形。ここまで差があるとは・・・。この変化は歯ブラシを連想させますね。(私はブラシが開ききる限界まで使う派です。)
続いて、ワイパーブレード全体も比較してみます。“新旧比較“というより、FIAT純正品とBOSCH製の“製品比較“ですね。
まず、表から見ると長さに差がありました。BOSCH製の方が短い。一瞬「大丈夫かな?」と不安になったのですが、裏返して安心しました。ゴム自体の長さに差はなく、先端のカバー部の長さが異なっているようでした。
次にワイパーブレードを床に倒して横から観察。すると思わず「おおっ!」と声が出てしまいました。ワイパーブレードのカーブが全然違う!BOSCH製は曲がりが緩やかです。いや、純正の曲がりがキツイのかもしれません。純正がビビる原因はコレだったりするのか・・・?
チンクエチェントに新しいワイパーを取付ける
改めて新品・BOSCH製への期待が大きくなりました。いよいよ愛車に取付けます。
取付け作業は更にカンタン。先ほど取り外した際と逆で、ワイパーアームへ重ねるようにスライドさせ、四角いポッチが「パチン」とハマれば完了です。
眺めればワイパー先端にプリントされた「BOSCH」の文字もさほど目立たず、収まりにも違和感は全くありません。いやはやカンタンでした!まずは一安心!
では、実際のところ“ビビり“はどうなったか?
後日、出かけ先で雨が落ちてきました!いよいよ“初ワイパー“であります!フロントウインドウにポツポツと雨粒が付きます。ほどよく溜まったところでワイパーレバーをオン!
どうだ!?
ビビりま・・・せん!やりました!
ビビらないのが当たり前なのに、ワイパーの動きがスムーズで感動しちゃいました!こんなに快適になるとは!もっと早くやればよかった!
ある意味「個性」だった“ビビり“を失ったことに少し寂しさもありますが、次回、雨の日に子供を乗せてワイパーを動かした時の反応が楽しみです!きっと「おおおぉー!」と驚いてくれることでしょう!
今後も“ビビらず“が継続するのか。耐久性も含めて機会を見てご報告します!
以上、ワイパーブレードの交換でビビりが解消したご報告でした。
ワイパー交換作業って、本当にカンタンですね。パーツもお安いですし、交換後の快適さに満足度も非常に高い!今後は積極的に交換していきたいと思います!