2023年10月20日、「TwinAir エンジン」の生産終了が正式発表されました!
製造元であるステランティス社の既定路線だったったとはいえ、決定となるとズシリとくる。そんなニュースです。
ツインエアエンジンに惚れてチンクエチェントを購入した私にとっては「退路を断たれた」という気持ちですね・・・。
TwinAir エンジン生産終了は既定路線だった
世界的な潮流として、自動車は電動化が進んでいますね。ツインエアエンジンの製造元であるステランティス社も例外ではありません。
ステランティス社は電動化への投資を積極的に進めることを公言する一方、基本的に内燃機関(ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等)へは投資しないことを明言していました。
さらに、TwinAir エンジンについては、数年前から本国イタリア、欧州では販売終了しており、日本で新車で手に入ること自体がミラクル、ワンダフルだったわけです。
2023年10月20日に正式発表
そして、ついについに、ステランティス社の日本法人であるステランティスジャパン社より、2023年10月末をもってのTwinAir エンジン生産終了が正式にアナウンスされました。「Grazie TwinAirキャンペーン」の告知を添えて・・・
フィアット・ブランド 「Grazie TwinAirキャンペーン」を実施 | Stellantis ジャパン株式会社
「Grazie」とは、イタリア語で「ありがとう」。
いやホントありがとうですよ。ありがとうですけども、時代の流れ、業界の変遷というものに対して、世の中を思い知るというか、“せつなさ“というか、「諸行無常」を感じずにはいられません。歳のせいでしょうか。
「唯一無二」から「生ける伝説」へ・・・
私の愛車はTwinAir エンジン搭載の2020年式フィアット500Ⅽです。先日初めての車検を迎えたのですが、実は、車検を通さずに、新車または高年式中古車への乗り換えしようかと検討していました。
「少しでも新しいツインエアを手に入れておくべきでは!」との考えがあったからです。
しかし、昨今の半導体不足からの世界的物価上昇に円安など様々な要因があるでしょう。「仕様改悪(主観によります!)」および「価格高騰(もはや高級車)」を目の当たりにし、乗り換えを断念。大人しく車検を通しました(ちなみに、車検費用は思ったより安く済んだのですが)。
そこへ来ての、今回のニュースでした。
「もう新車は手に入らんぞ・・・」“ツインエア沼“の過ごし方について、選択肢が一つ無くなったわけです。予備としてまとめ買いしたいところですが、そんな財力はありません。なぜかドキドキします。退路を断たれた感じですね。
「唯一無二」のTwinAir エンジン。これからどう付き合っていくのか。ひとつだけハッキリしていることがあります。それはあまりにも基本的なことです。「しっかりメンテナンスしてもらおう!」です。
まもなく、「生ける伝説」となるツインエアエンジン。改めて、オーナーの一人として誇りに想うしだいです!
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