あぁ、ついに来ましたこの時が。「フィアット500(チンクエチェント)/500C(チンクエチェント シー)の生産終了」!
2020年式オーナーの私は、事の重大さに襟を正すのでした!
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2024年5月をもって生産終了
ステランティスジャパンさんからのプレスリリースと、それを扱うニュース媒体が、私に教えてくれました。
「2024年5月に、フィアット500/500Cの日本向け生産を終了」
ついては、在庫分をもって販売終了とのこと。
いつか来る日ではあったけど、その日がくると、それはそれでショックですね。
昨年10月に「 TwinAir エンジンの生産終了」がアナウンスされ、「いよいよ来たか」と心が波立っていたところ、直前に1.2エンジンの限定車発売が発表されていたので、ちょっと不意をつかれたというか・・・。
誕生から16年も売ってたのスゴい
現行の3代目フィアット500は2007年に登場。
デザインは文句なし。「NUOVA 500」こと2代目のイメージを踏襲した愛くるしいもので、未だに色褪せない「オシャレ感」は、これからも変わらないでしょう。
電装系や運転支援装備は、マイナーチェンジ等でアップデートは行われたものの、晩年は世の中の標準に大きく遅れをとってましたが、それはそれで「味」となり、むしろその特別な魅力を引き立てています
走りは、メーカー公式チューンドカーであるアバルト500にも通ずる素性の良さ。見た目によらず高速安定性は素晴らしく、ロングツーリングも難なくこなします。
加えて、小排気量エンジンとデュアロジックにより、その走りは「圧倒的なオモシロさ」に昇華します。
速さ、快適さ、便利さ、そういうものとは異次元の魅力。
「クルマってこんなにオモシロいんだ!」
という、ドーパミンを引き出してくれる。
私にとって3代目フィアット500はそんな存在です。
だから、16年以上もの間、生産され続けたことは必然だと思います。
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オーナーとして、この先どうする。
実は私、プロダクトとしてのクルマが大好きで、軽自動車からピックアップトラックまで、あらゆる車種に興味があります。とはいえ、私のような一般人の経済力で。は何台も所有できない。だから「3年くらいで乗り換える」を常にしてます。
しかし、フィアット500(チンクエチェント)は既に所有4年超。初回の車検時に乗り換え候補を検討しましたが、やはり「替えがきかない」のです。
そして、今回の生産終了を聞いて気付いたこと。それは「私はこのチンクエチェントに愛着が湧きすぎた」ということ。
我が愛車がルーフが開く「500C」で、エンジンも「2気筒(Twinair)」なる「2気筒」。そのまま替わるものなんてないのです。
危険です。手放せなくなるかもしれない。
我が愛車はルーフが開く「500C」で、エンジン「TwinAir」なる「2気筒」という特殊性も、愛を深める原因でしょう。
どうしよう。
口が避けても「一生チンクエチェントします」なんて言える人間ではない私ですが、今一つ言えることは、フィアット500は「我が人生でとても大切な存在」だということ。
このまま乗り続けても、手放すことになっても、きっと晩年に人生を振り返ったとき、ニヤニヤしながら思い出を振り返ることでしょう。
フィアットさん、スバラシイクルマを作ってくれて、ありがとう。
大切に乗ります。