オープンカーにも関わらず、青空駐車場を寝床とする私の愛車「フィアット500C(FIAT500C)」。ボディコーティングとハーフボディカバーでクルマを守りながら季節は巡り冬本番に。そしてある冷えた朝、初霜が降りたのでした。
はてさて、キャンバス生地の幌(ソフトトップ)へ霜が降りるとどうなるのか・・・?
今年は霜が気になる
我が家には犬がおりまして、朝の散歩は犬と私の日課です。この日も散歩に向かうべく愛犬と共に外へ出ると、いつも以上にキーンとくる冷たい空気。表の道路へと歩き出し沿道の家々に停められたクルマを見れば、フロントウインドウからルーフにかけて薄く氷が張っています。そうです、この日は初霜が降りたのでした。
空気中の水蒸気が気温の低下で飽和すると“露“となります。夜の冷え込みが増す時期は、草の茂った場所は露の水分で濡れているので、愛犬とのお散歩では避けて通るようにしています。足からおなかにかけてビショビショに濡れてしまい後が大変なので。愛犬は「アレ?行かないの?」みたいな顔で私を見つめますが、パワハラ的にスルーします。
さて、この“露“が更に冷えると凍結します。コレが「霜が降りた」という状態ですね。
過去の私であれば、
「おー、スゲー冷えたのねー今朝は、へー。」
くらいの反応でしたが今年の冬は違います。そうです。オープンカーの幌(ソフトトップ)に霜が降りるとどうなるのか?今年はとても気になるのでした。
先日イベントで軽井沢に訪れた際に霜は経験済みですが、高地の日陰でした。私が住む地域は平野部。いつもの青空駐車場は日当たり抜群です。どのような状態になるのか?
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キャンバストップに霜が降る
実はこの日の前日、私は愛車と共にサーフィンで冬の海へ出かけました。あいにく強烈な風が吹き荒れており、砂浜から横殴りに飛んできた砂が海岸沿いに停めた愛車に吹き付けて、ボディから幌から砂まみれになってしまいました。
帰宅して洗車したかったのですが、自宅周辺も同じく強風で、とても洗車ができる状況ではありませんでした。仕方なくその日は愛車にハーフカバーをかけずに裸状態で青空駐車場へ収めたのでした。よりによってそんな日に初霜とは・・・。
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私が利用している青空駐車場は日の出から日の入りまで陽射しが降り注ぐ純度100%の青空駐車場です。そんな青空駐車場でも霜はガッツリ降りているのか?愛犬と共に愛車の寝床である青空駐車場へ向かいます。すると・・・。
見事に「霜、降臨!」です。
朝の陽射しなど関係なしですね。ボンネットからフロントウィンドウ、そして赤く美しいキャンバス生地の幌にも、ガッツリと氷が張っております!
赤い幌に霜の組み合わせには、ちょっとした美しさを感じウットリしてしまいました。これも四季の楽しみ方かもしれませんね。
幸い、すぐにクルマを動かす予定はないので、このまま「自然解凍」を待ち、改めて海から持ち帰った砂や汚れをキレイに洗い流しました。
ハーフカバーの働き
数日後、この日の朝も散歩にテンション上がって尻尾をブンブン振り回す愛犬と共に自宅の玄関から外へ出ると、先日と同様にキーンとくる冷たい空気。
「今朝も霜が降りてるなコレは・・・」
この日の愛車は通常通りハーフカバーで幌を覆った状態です。さてどうなっているか?冷えきった朝の空気に背中を丸めながら、愛犬と共に青空駐車場へ向かいます。すると・・・。
凍ってます凍ってます!ハーフカバーの表面にうっすら氷の膜ができてます。
では、カバーの下、キャンパス生地の幌は無事なのか?
車体後方に視線を向けると、カバーの一部に開いたスキマからうっすら赤いキャンパス生地が見えました。近づいて確認すれば、カバーのスキマから露出している箇所には霜が降りていますが、カバーの下はサラっと乾いています。
いや、素晴らしい。ハーフカバーがしっかり働いているじゃないですか。
しかも、コレは凍結した“霜“に限らず“露“でも同様ですよね。霜や露がどれほど幌のキャンパス生地へダメージを与えるかはわかりませんが、カバーで守られていると何となく幌の健康に良さそうじゃないですか!自己満足しました!
以上、真冬の“霜“と青空駐車場へ停めたオープンカーの幌についてのご報告でした。
我が家は降雪が珍しい地域で、先日初めての雪も経験しましたが、やはりカバーをかけていたので精神的に安心でした。
青空駐車場とオープンカーの組み合わせには、やはりカバーが心強い味方ですね。