幌(ソフトトップ)のオープンカーでありながら、青空駐車場を寝床とする私のフィアット500C(FIAT500C)。梅雨を抜け、いよいよ青空駐車場の試練といえる「夏」を迎えました。はてさて初めての夏はいかに。
暑い
蒸し暑い梅雨から灼熱の夏へ。特に日中はギラギラに照りつける太陽が容赦なく我々を焦がします。もちろん青空駐車場も例外ではありません。私がお世話になっている駐車場は日影を作るものが周りに無く、日中はずーっと「ひなた」ですから早く離脱したいところです。
フィアット500Cに乗って出かける時、私が最初に行う作業はハーフカバーを外すことです。外したハーフカバーは小さく丸めてラゲッジに積むのですが、梅雨時からこの夏にかけてハーフカバーの内側に小さな虫が数匹いらっしゃいます。おそらく木々や草むらの物陰と同じ居心地の良さがあるのではないでしょうか?そのまま息をお引き取りになってしまった方も含めてそんな虫たちを手で払い落します。虫がしぶとく逃げ回る場合は長期戦になることもあり、通常は1~2分程度で済む作業時間が5分ほどかかることもあります。何せカバーをひっくり返すまで何が出てくるかわかりませんから、いろんな意味で汗が出ます。真夏の太陽の下、なかなかキツイ時間です。
天敵がいる
この季節、青空駐車場には私の天敵がいます。それは「カラス」と「蚊」です。
春から初夏にかけてはカラスの繁殖期だそうですね。この時期のカラスは気性が荒くなるようです。
私のフィアット500Cはカラスとは浅からぬ因縁がございまして、ただでさえクセモノのカラスですが、ボンネットにヒットされて以来というもの私の身体は無意識に天敵として反応してしまいます。
最近、そんなカラスが私のフィアット500Cを停めている青空駐車場のまわりでたむろしているのです。多い時は5,6匹で集まっています。近くに巣でもあるのでしょうか?
こうなると頭に浮かぶのは悪い想像ばかり。「ハーフカバーを面白がって剥がさないかしら?」、「ソフトトップの肌触り(クチバシ触り?)が気に入ってツンツンし始めないかしら?」。かといってコレといった対策は思い浮かびません。もう祈るのみです。コンビニに居座るヤンキーに目をつけられないか心配する男子中学生のように日々ビクビクしております。
そして、もうひとつ私をビクビクさせる、いや、実際に危害を加える輩が青空駐車場にいます。それは泣く子も黙る夏の主役、最強の武闘派系、「蚊」です。
私はこれまでの経験では蚊に刺されやすいようで、他の人が刺されていない中、私だけ刺されることがほとんどですし、3分もあればあっという間に5,6カ所は刺されてしまいます。おかげで家族からも「雨男」ならぬ「蚊男」扱いされており、蚊がいそうな場所では他の家族から離れるように言われます(泣)。
私が利用している青空駐車場の周りは背の高い草が多いちょっとした「藪」です。いかにも蚊が好みそうな環境だと思います。そんな場所で私はハーフカバーの着脱を行わなければいけないのですが、その作業時間ですら私が蚊に刺されるには充分な時間なのです。ささやかな抵抗として「無駄に手足をバタバタする」を行い勝率を五分五分に持ち込んでいますが、身を削りながら愛車にたどり着く日々は秋まで続きそうです・・・。
何より梅雨明けはウレシイ
青空駐車場ですから、雨風はもちろん、陽射しにも無防備です。そこで導入したハーフカバー「カリフォルニアポップトップ(California PopTop)」は、既に別記事でご報告した通り、雨が降ると降った雨がハーフカバーの端から滴るせいで車体全体に雨染みができます。見た目が「シマウマちゃん」になります。
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雨が降った後にクルマを乗る時は、ハーフカバーの着脱に加えて「シマウマちゃんを拭く」という作業を行います(拭かないとちょっと恥ずかしいレベルの場合)。梅雨の季節ともなれば当然雨続きで、クルマに乗る時はほぼ毎回この作業を行っていました。当たり前ですが梅雨明けと共に激減です!作業はヒタヒタに水を含んだセームタオルで、しかもボディコーティングを施しているので簡単に汚れは落ちるのですが、多少なりともボディ(コーティング面?)に傷をつけているハズ。夏を迎えて「シマウマちゃん」に会う機会が激減したのは、非常にウレシイです!
以上、青空駐車場で迎えた初めての夏についてご報告でした!苦労もありますが、これもオープンカーを所有する生活の一部。泣いたり笑ったりしながら楽しみたいと思います!